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こんにちは!Lay®︎マインドフルネスコンサルタントの野村里奈です。

私たちは普段の生活の中で、無意識の間にどんなことが起こっているのでしょうか?

「見たいものしか見ていない」に続き、「私たちは何を見ているか?」を検証してみたいと思います。

質問です。ドレスの色は何色ですか?

ネタバレ&解説

「青と黒」? それとも「薄いブルーとグレー」?それとも「白と金」?

少し前にイギリス人女性がブログに投稿して話題になった有名な画像です。

ドレスの色が、見る人によって「青と黒」か「薄いブルーとグレー」か「白と金」かに分かれると言う不思議な現象が起きることから、世界中で大きな議論を巻き起こしました。中には、「どちらにも見える」という人もいるようです。

ドレスを販売する英国ファッションブランド「ローマン・オリジナルズ」によると、実際のドレスの色は「青と黒」とのこと。「薄いブルーとグレー」や「白と金」のドレスは通常生産していないそうです。

つまり、「薄いブルーとグレー」や「白と金」と答えた人は、ドレスの色を勘違いして認識していたことになります。

なぜ、同じ画像を見ているのに見え方が違ってくるのでしょうか?

背景には、興味深い人間の知覚のメカニズムが潜んでいます

錯視を研究する立命館大学文学部の北岡明佳教授(知覚心理学)によると、「色の恒常性」という錯覚現象が関係しているそうです。

「色の恒常性」とは、人がものを見る際、無意識に光の影響を補正して色を見ようとする視覚の働きのことで、写真やイラストなどの条件次第では、こうした光の状況が正確に分からないまま、脳が間違った補正をかけてしまうことが往々にして起こります。

これが、人によって色が違って見える不思議な現象を引き起こしているのです。同じ人が同じ写真やイラストを見る場合でも、見る場所などの条件が変化すると、別の色に見えます。

普段私たちは、無意識のうちに脳が補正をかけた物を見ているのです。

眼に入ってくる情報は感覚的な情報であり、意味をなさない。

文字通りどんな意味にもなり得る。

ほかの情報についても大抵同じことが言える 。

情報に固有の意味などない 。

大事なのはその情報を我々がどうするのかということ。

脳科学者 ボー・ロッド

参考:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO85079060R30C15A3000000/

無意識の間に起こっていること「認知の歪み」に続く→

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