「最近、なんとなく余裕がない」
「仕事のことが頭から離れない」
「ちょっとしたことでイライラしてしまう」
そんなとき、「自分はストレスに弱いのかもしれない」と考えてしまうことがあります。
でも、ストレスを感じること自体は、人間に備わった自然な反応です。WHOも、困難な状況に対してストレスを感じることは自然な人間の反応であり、その感じ方や反応の仕方には個人差があると説明しています。
大切なのは、ストレスを感じない人になることではありません。
今、自分に何が起きているのか。何に反応しているのか。そして、自分にできることは何なのか。
それに気づくことが、ストレスとの付き合い方を考える一つの入り口になります。
マインドフルネスは、そのために活用できる方法の一つです。
ただし、マインドフルネスを実践すればストレスの原因がなくなるわけでも、どんな環境でも平気でいられるようになるわけでもありません。
この記事では、そもそもストレスとは何なのか、そのとき私たちの身体・思考・感情・行動には何が起きるのかを整理しながら、マインドフルネスがストレスとどのように関わるのかを考えていきます。
そもそもストレスとは?
ストレスは「嫌なこと」そのものではない
私たちは普段、
「仕事がストレス」
「あの人がストレス」
「満員電車がストレス」
というように、「ストレス」という言葉を使います。
ただ、少し丁寧に考えてみると、外側で起きている出来事と、それによって自分に生じる反応は同じものではありません。
たとえば、仕事の締め切りが迫っている。
これは、自分が置かれている状況です。
その状況に対して、
「間に合わないかもしれない」
と考えたり、焦りを感じたり、身体に力が入ったり、眠れなくなったりする。
こちらは、自分の中に生じている反応です。
ストレスについて考えるときには、この二つを分けてみることが役立ちます。
外側の出来事や状況だけを見るのでもなく、自分の心の中だけを見るのでもない。
「どのような状況に置かれ、その中で自分にどのような反応が起きているのか」
という両方を見ることが大切です。
仕事の締め切りが迫っている
「間に合わないかもしれない」
焦り/身体に力が入る/眠れない
ストレスを感じること自体は悪いことではない
「ストレス」という言葉には、悪いイメージがあります。
そのため、できるだけストレスを感じない方が健康なのではないかと思うかもしれません。
しかし、ストレス反応そのものは、必ずしも悪いものではありません。
大切なプレゼンの前に緊張する。
試験を前に集中する。
危険を感じて身構える。
私たちが変化や課題に対応するときにも、ストレス反応は生じます。
WHOも、ある程度のストレスは日常の活動に役立つ場合がある一方、過度なストレスは心身の問題につながりうると説明しています。
つまり、
ストレスを感じた=問題
ではありません。
むしろ考えたいのは、どの程度のストレスが、どのくらい続いているのか。そして、その状態から回復できているのかということです。
同じ出来事でも、反応が違うのはなぜ?
同じ会議に参加しても、強く緊張する人もいれば、それほど緊張しない人もいます。
同じ仕事量でも、「やりがいがある」と感じるときもあれば、「もう無理だ」と感じるときもあります。
さらに、同じ人であっても毎回同じ反応をするわけではありません。
よく眠れた日と寝不足の日。
周囲から支援を受けられるときと、一人で抱えているとき。
仕事に慣れているときと、初めて取り組むとき。
私たちの反応は、状況だけではなく、そのときの身体状態、経験、認知、利用できる資源など、さまざまな条件の影響を受けます。
だからこそ、ストレスを「この人はストレスに強い/弱い」という個人の性質だけで説明するのは十分ではありません。
ストレスが続くと、私たちには何が起こる?
ストレスを感じているとき、その影響は「気持ち」だけに現れるわけではありません。
身体、思考、感情、行動など、さまざまなところに変化が現れることがあります。
WHOも、ストレスによって不安やイライラ、集中の難しさ、頭痛などの身体症状、胃腸の不調、睡眠や食欲の変化などが生じる場合があるとしています。
身体に現れる反応
たとえば、
- 肩や首に力が入る
- 呼吸が浅く感じる
- 胃が重い
- 頭痛がする
- 疲れが抜けない
- 寝つきが悪くなる
といった変化です。
普段は意識していなくても、身体を観察して初めて、
「ずっと肩に力が入っていた」
と気づくこともあります。
思考や感情に現れる反応
ストレスが続いていると、
「また失敗したらどうしよう」
「なんで自分ばかり」
「きっと次もうまくいかない」
といった考えが繰り返し浮かぶことがあります。
不安、怒り、悲しみ、焦りなどの感情が強くなることもあるでしょう。
そして、思考と感情は別々に存在しているわけではありません。
不安になるから悪い結果を想像し、その想像によってさらに不安になる、といった循環が生じることもあります。
行動に現れる反応
ストレスは行動にも影響します。
人との会話を避ける。
必要以上に働き続ける。
集中できず、何度も同じ作業をやり直す。
つい強い言い方をしてしまう。
こうした行動を後から振り返って、
「なんであんなことをしたんだろう」
と思うこともあるかもしれません。
しかし、その行動だけを切り取るのではなく、その前にどんな状況があり、どのような思考や感情、身体反応が起きていたのかを見ると、違うものが見えてくることがあります。
一時的なストレスと、長く続くストレス
忙しい一日を終えて疲れたとしても、休息によって回復できるなら、それだけで問題とは限りません。
一方、強いストレスが長く続き、十分に回復できない状態には注意が必要です。
WHOも慢性的なストレスは既存の健康問題を悪化させる可能性があり、ストレス症状が持続して日常生活に影響する場合には、適切な支援につながることが重要だとしています。
ストレスは「個人の問題」だけではない
ここまで、私たちの内側に生じる反応について見てきました。
ただし、ストレスへの対処を考えるときに、自分の内側だけを見ていると、大切なものを見落としてしまうことがあります。
私たちは環境との関係の中でストレスを感じる
たとえば、
Aさんは最近、仕事のストレスを強く感じているとします。
そのとき、
「Aさんは心配性だから」
「ストレス耐性が低いから」
と考えれば、問題はAさん個人の中にあることになります。
でも実際には、
仕事量が急に増えた。
担当範囲が曖昧になった。
相談できる上司がいない。
チーム内の人間関係が悪化した。
といった変化が起きているかもしれません。
そうであれば、Aさんだけを変えようとしても十分ではありません。
人の状態は、その人だけで完結しているわけではなく、周囲の環境や人との関係からも影響を受けています。
仕事量・裁量・役割・人間関係などもストレスに影響する
職場では、この視点が特に重要です。
WHOは、職場における心理社会的リスクとして、時間的プレッシャー、仕事に対する裁量の不足、長時間労働、支援不足などを挙げ、仕事量の削減、勤務スケジュールの変更、コミュニケーションやチームワークの改善など、組織側への介入も示しています。
つまり、
「社員のストレスを減らすために、社員自身にストレス対処法を教える」
だけでは、十分ではない場合があります。
ストレスを生み出している環境そのものにも目を向ける必要があります。
「自分を整える」だけでは解決できないこともある
これは、マインドフルネスを企業で活用するときにも大切なポイントです。
マインドフルネスによって、自分の状態に気づいたり、反応との関わり方を変えたりすることはできます。
でも、
過剰な仕事量を瞑想で減らすことはできません。
曖昧な役割分担を呼吸法だけで明確にすることもできません。
ハラスメントが起きているなら、必要なのは「受け入れること」ではなく、適切な対応かもしれません。
自分に働きかける必要があるのか。環境に働きかける必要があるのか。あるいは両方なのか。この区別を持つことが大切です。
ストレスがあるとき、思考や感情はどう動く?
出来事から反応までは一直線ではない
同僚からメールの返信が来ない。
これは一つの出来事です。
そこから、
「無視されているのでは?」
と考える人もいれば、
「忙しいのかな」
と考える人もいます。
そして同じ人でも、相手との関係やその日の状態によって受け止め方が変わります。
つまり、私たちは出来事そのものだけに反応しているわけではありません。
出来事をどう受け止めているのか、そのときどんな感情や身体反応が生じているのか。それらが相互に関係しながら、私たちの経験をつくっています。
嫌なことを何度も考えてしまう「反芻」
嫌なことがあった後、
「あのとき、ああ言えばよかった」
「どうしてあんなことを言われたんだろう」
と何度も考えてしまうことがあります。
これを反芻と呼びます。
出来事そのものはすでに終わっていても、頭の中で何度も再生することで、そのときの感情が繰り返し呼び起こされることがあります。
反芻については、今後別の記事で詳しく扱います。
感情に巻き込まれているとき
怒っている最中には、
「私は今、怒っている」
というより、
「相手が絶対に間違っている」
と感じていることがあります。
不安なときには、
「私は今、不安を感じている」
ではなく、
「きっと悪いことが起こる」
と感じているかもしれません。
思考や感情が生じることと、それを事実そのものとして捉えることは同じではありません。
自分の状態に「気づく」ということ
そこで一つの入り口になるのが、
「今、自分には何が起きているのだろう?」
と気づくことです。
「私は今、焦っている」
「身体に力が入っている」
「失敗するかもしれないと考えている」
気づいたからといって、すぐにストレスがなくなるわけではありません。
でも、それまで一体化していた経験を、少し違った位置から見ることができます。
ここにマインドフルネスとの接点があります。
同僚からメールの返信が来ない
「無視されているのでは?」/焦り
「今、焦っている」と認識する
マインドフルネスは、ストレスにどう関わる?
マインドフルネスとは、今この瞬間の経験に気づき、それをすぐに評価・判断することなく捉えることです。
マインドフルネスそのものについては、マインドフルネスとは?意味・効果・やり方をわかりやすく解説で詳しく紹介しています。
ストレスを「なくす」ためではない
マインドフルネスをストレス対策として紹介すると、
ストレス → マインドフルネス → リラックス
というイメージを持たれることがあります。
しかし、必ずしもそうではありません。
マインドフルネスを実践して初めて、
「思っていた以上に疲れている」
と気づくこともあります。
不安や悲しみが、以前よりはっきり感じられることもあります。
マインドフルネスの目的を「不快なものを感じなくすること」と考えてしまうと、こうした経験を失敗だと思ってしまいます。
まず、自分の反応に気づく
ストレスを感じたとき、
「ストレスをなくそう」
とする前に、
「今、自分に何が起きている?」
と見てみます。
身体はどうなっているか。
どんな感情があるか。
どんな考えが浮かんでいるか。
注意はどこに向いているか。
ここで重要なのは、分析して正解を出すことではありません。
まず、起きていることに気づくことです。
変えようとする前に、その経験を捉える
私たちは不快なものがあると、すぐに変えたくなります。
不安なら、不安をなくしたい。
怒っているなら、怒りを鎮めたい。
もちろん、必要に応じて状態を変えることは大切です。
一方で、マインドフルネスでは、変える前にまず、
「今、不安がある」
「今、怒りがある」
と、その経験に気づきます。
近年のマインドフルネス研究では、現在の経験をモニターする「気づき」だけでなく、その経験に対して開かれた、受容的な態度で関わることが重要ではないかという理論モデルも提案されています。
反応する前に、小さな余地をつくる
気づくことで、ストレス反応そのものが消えるとは限りません。
でも、
「腹が立ったから、すぐ言い返す」
しかなかったところに、
「腹が立っていることに気づく」
という一つのプロセスが加わります。
そこで、
今伝えるのか。
少し時間を置くのか。
相手に確認するのか。
別の可能性が見えることがあります。
マインドフルネスは、いつも正しい選択ができるようになる方法ではありません。
自分に何が起きているのかを知ったうえで、次の行動を選ぶ余地を広げていく。
そう捉えると、ストレスとの関係も少し違って見えてきます。
マインドフルネスのストレスへの効果は、研究でどこまで分かっている?
マインドフルネスは、もともとMBSR(マインドフルネスストレス低減法)などを通じて、ストレスとの関連でも研究されてきました。
ただし、「マインドフルネスにはストレス低減効果がある」と一言でまとめてしまうと、少し単純すぎます。
ストレス低減についての研究
マインドフルネス介入については、ストレスや心理的苦痛などを対象とした多くの研究があります。
一方で、プログラムの種類、対象者、期間、比較対象、何を「ストレス」として測定するのかなどは研究によって異なります。
そのため、
「マインドフルネスをすれば誰でも同じようにストレスが減る」
とまでは言えません。
研究から得られた知見を参考にしながらも、効果の大きさや個人差を含めて理解する必要があります。
「気づくこと」と「受容すること」
マインドフルネスがどのようにストレスに関係するのかについても研究されています。
その一つが、Monitor and Acceptance Theory(MAT)です。
この理論では、
現在の経験に気づくこと(monitoring)
と、
その経験に対して受容的に関わること(acceptance)
という要素を区別して考えます。
ストレスを抱える成人を対象としたランダム化比較試験では、気づきと受容の両方を含む8週間のマインドフルネス訓練を受けた群で、気づきのみを訓練した群や無介入群と比較して、日常生活で報告されるストレスの低下がみられました。
これは、「気づけばそれだけでよい」というより、気づいた経験にどのような態度で関わるのかも重要かもしれないことを示す研究の一つです。
研究結果をどう受け止めればよいか
科学研究は、
「マインドフルネスは効く/効かない」
という二択を決めるためだけにあるわけではありません。
誰に、どのようなプログラムを、どのくらい行うと、何にどの程度の変化が見られるのか。
さらに、その変化は何によって起きているのか。
研究は、こうした問いを少しずつ検証しています。
実際、MATに関連する研究でも、心理的なストレスについて支持する結果がある一方、生物学的なストレス反応では一貫しない結果も報告されています。
一つの研究だけから大きな結論を出さないことが重要です。
誰にでも同じ効果があるわけではない
同じマインドフルネス実践をしても、すべての人が同じ経験をするわけではありません。
また、ストレスの原因も人によって違います。
必要なのが休息の場合もあります。
環境の改善が必要な場合もあります。
医療や心理的な支援が必要な場合もあります。
だからこそ、マインドフルネスを「何にでも効く方法」として扱うのではなく、ストレスと付き合うために利用できる選択肢の一つとして捉えることが大切です。
ストレスを感じたときにできる短い実践
ここで、短いマインドフルネスの実践を試してみましょう。
ストレスを消すことを目的にする必要はありません。
1.まず、自分の状態を確認する
今の自分に、静かに注意を向けます。
「今、どんな感情があるだろう?」
「身体のどこに、何を感じているだろう?」
「どんな考えが浮かんでいるだろう?」
答えを出す必要はありません。
分からなければ、「よく分からない」と気づくこともできます。
2.1分間、呼吸に注意を向ける
次に、自分が呼吸していることに注意を向けます。
呼吸を深くしたり、ゆっくりにしたりする必要はありません。
今行われている呼吸を、そのまま感じてみます。
鼻の周りでも、胸でも、お腹でも、自分が感じやすいところで構いません。
途中で考えごとをしていたら、
「あ、考えていた」
と気づきます。
そして、もう一度呼吸へ戻ります。
それを1分ほど繰り返します。
3.「落ち着かなければ失敗」ではない
1分経っても、イライラしているかもしれません。
不安なままかもしれません。
それで構いません。
マインドフルネスを、
「落ち着くためのテクニック」
だけにしてしまうと、
落ち着いた=成功
落ち着かなかった=失敗
という新しい評価が生まれます。
「私は思っていた以上に焦っていた」と気づいたのであれば、それも大切な気づきです。
そこから、
少し休む。
誰かに相談する。
仕事の優先順位を変える。
といった次の行動につながるかもしれません。
マインドフルネスだけで解決しようとしない
マインドフルネスを学ぶほど、むしろこの視点は大切になります。
変えられる環境なら、環境を変える
たとえば、毎日処理できないほどの仕事を抱えているとします。
そのとき、呼吸に気づくことは役立つかもしれません。
でも、それだけで仕事量が適切になるわけではありません。
業務量を調整する。
優先順位を見直す。
上司に相談する。
役割分担を変える。
必要なのはこちらかもしれません。
職場の心理社会的リスクに対して、WHOも仕事量や勤務スケジュール、コミュニケーション、チームワークなどに働きかける組織的な対策を挙げています。
必要なときには専門的な支援を利用する
ストレスが強く続き、睡眠や食事、仕事、学業など日常生活に大きな影響が出ている場合には、セルフケアだけで抱え込まず、医療機関など適切な専門家に相談することも選択肢です。
WHOも、ストレスへの対処が難しい場合には、信頼できる医療提供者などに支援を求めることを勧めています。
マインドフルネスは「選択肢の一つ」
マインドフルネスを実践しているからといって、何でも受け入れなければならないわけではありません。
気づいた結果、
「これは自分の考え方を少し変えてみよう」
と思うこともあれば、
「この状況そのものを変える必要がある」
と気づくこともあります。
あるいは、
「今は頑張るより、休む必要がある」
と気づくこともあるでしょう。
気づくことは、我慢することではありません。
ここは、マインドフルネスをストレス対策として考えるうえで、とても重要な点です。
企業がストレス対策としてマインドフルネスを取り入れるなら
企業でも、ストレス対策やウェルビーイングなどを目的としてマインドフルネスが取り入れられることがあります。
その際にも、「社員個人を整える施策」だけで終わらせない視点が重要です。
個人のセルフケアとして
自分の身体、思考、感情の状態に気づくことは、セルフケアの入り口になります。
忙しく働いていると、
「疲れている」
ということ自体に気づかないまま動き続けていることがあります。
自分の状態に気づくことで、休息を取る、仕事の進め方を変える、誰かに相談するといった行動を選びやすくなることがあります。
対話や相互理解の入り口として
さらに、自分の反応に気づくことは、人との関わり方にもつながります。
相手の発言にすぐ反論する前に、
「今、自分は何に反応したのだろう?」
と気づく。
自分の考えだけでなく、相手が何を見ているのかを聞いてみる。
マインドフルネスを個人の内面だけに閉じず、対話や関係性へ広げていくこともできます。
組織課題を個人に押し戻さない
一方で、企業がマインドフルネスを導入するときに注意したいのは、本来組織が改善すべき問題まで個人のセルフケアに委ねないことです。
社員が疲弊しているとき、
「マインドフルネスでストレスを管理してください」
だけでは十分ではありません。
その背景に、
仕事量、役割、評価制度、マネジメント、チーム内の関係性などの問題がないかを見る必要があります。
Layでは、マインドフルネスを個人のセルフケアだけに限定せず、
個人 → 人との関係 → チーム → 組織
へと視野を広げながら活用することを大切にしています。
ストレスをなくすのではなく、ストレスとの関係に気づく
ストレスをまったく感じない人生は、おそらくありません。
仕事がうまくいかない。
大切な人との関係に悩む。
予想していなかった出来事が起きる。
自分では変えられないこともあります。
だからこそ、目指すのは「何があってもストレスを感じない自分」ではなくてもよいのではないでしょうか。
今、自分に何が起きているのか。
何に反応しているのか。
身体は何を伝えているのか。
自分に働きかける必要があるのか。
環境に働きかける必要があるのか。
それに気づくことができれば、次に何をするのかを考える余地が生まれます。
マインドフルネスは、ストレスを消すための方法というより、ストレスを感じている自分や、その自分を取り巻く状況に気づくための一つの方法です。
そして、その気づきは、自分自身を整えることだけでなく、人との関係や働き方、時には環境そのものを見直す入り口にもなります。
