眠れない夜の正体と整え方|学習院さくらアカデミー|マインドフルネス冬講座レポート②
こんにちは、野村里奈です。
先月(2026年3月)、学習院さくらアカデミーにて開催したマインドフルネス冬講座のレポート、今回はその第2回です。
Day2のテーマは、瞑想と睡眠の質。
静かな夜の時間に起こりやすい、思考や感情の動きに気づきながら、心と身体を整えていく時間となりました。
夜は「内側の思考」が増える時間
講座の冒頭では、
👉「なぜ夜になると考えすぎてしまうのか?」
という問いからスタートしました。
夜は、
👉外部からの刺激が減ることで、自然と内側の思考が増えやすく
なります。
- 過去を思い出す
- 未来を考える
- 自分について考える
こうした思考は、日中よりも強まりやすくなります。
つまり、
👉夜に思考が止まらなくなるのは、「異常なこと」ではなく、脳の自然な働き
なんですね。
不眠の正体は「思考の過活動」
講座の中では、眠れない原因をシンプルに整理しました。
- 思考の過活動
- 身体の緊張
特に多くの方が共感されていたのが、
👉同じことを繰り返し考えてしまう「反芻思考」
です。
頭では「もう寝たい」と思っているのに、思考だけが動き続けてしまう。
そんな状態が、眠りを遠ざけてしまいます。
瞑想は「眠るための技術」ではない
ここでお伝えした大切なポイントがあります。
それは、
👉瞑想は「眠るための技術」ではない
ということです。
瞑想は、
- 思考の過活動を鎮める
- 身体の緊張を緩める
- 自律神経を整える
ことで、
👉「眠れる状態」をつくる実践
です。
「眠ろうとしない」という選択
講座の中で大切にしたのはが、
👉「眠ろうとしない」
という考え方です。
眠ろうとすればするほど、
- 早く寝なければ
- 明日に影響するかもしれない
といった思考が生まれ、かえって覚醒してしまうことがあります。
読者のみなさんの中でも、そんな経験をされたことがある方も少なくないのではないでしょうか?
「眠れる状態」をつくるための実践方法の一つとしてご紹介したのが、
👉呼吸瞑想
です。
- 呼吸に注意を向ける
- 思考が浮かぶ
- 気づく
- 呼吸に戻る
このシンプルなプロセスを繰り返します。
「戻る」ことがトレーニングになる
この実践のポイントは、
👉思考が浮かぶことは問題ではない
ということです。
むしろ、
👉気づいて戻ることそのものがトレーニング
になります。
講座後には、
「思考が止まらないことに対して、焦らなくなった」
という声もありました。
日常に取り入れる3つの整え方
講座では、睡眠前にできる実践として
3つの方法を体験しました。
① 呼吸瞑想
② ボディスキャン(身体の感覚に注意を向ける)
③ 日常動作をマインドフルに行う
どれも特別なことではなく、日常の延長でできるものです。
まとめ
眠れない夜は、「何かが間違っている時間」ではなく、「自分の状態に気づく時間」でもあります。
👉思考を止めようとするのではなく、その動きに気づきながら、少しずつ整えていく。
その積み重ねが、眠りの質にもつながっていきます。
次回のレポート
Day3のテーマは、「感情のデトックス」。
- 感情はどこから生まれるのか?
- なぜ強くなってしまうのか?
そんな問いを扱いながら、感情との向き合い方を探っていきました。
次回「学習院さくらアカデミー冬講座レポート③」でお伝えしますね。
これまでに開催した講座
学習院さくらアカデミーでは、春・秋・冬の年3期にわたり講座を担当しています。
(夏期は子ども向け講座を開催)
■ ミッドライフの揺らぎを読み解く
ー迷いを「問題」にしない、人生の再設計ワークショップー
2026年春/全3回/学習院大学 目白キャンパス(対面)/定員40名
■ 変化とともに在るためのマインドフルネス
ー不安や揺らぎを整えながら、今の自分に戻る練習ー
2026年春/全3回/学習院大学 目白キャンパス(対面)/定員40名
最新の開講情報は学習院さくらアカデミー公式サイトをご覧ください。
→ https://g-sakura-academy.jp/
■ マインドフルネスを組織で取り入れたい方へ
本講座で扱っている内容は、企業・団体向けの研修としても提供しています。
→ 企業向けマインドフルネス研修
参考文献
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Xie, L., Kang, H., Xu, Q., et al. (2013). Sleep drives metabolite clearance from the adult brain. Science, 342(6156), 373–377.
